MESSAGE会長挨拶

京都市学校薬剤師会
会長 松井さゆり

 ご挨拶に先立ちまして、本年元旦に発生いたしました能登半島における震災に対し、心からお見舞い申し上げます。皆様方の一日も早いご復興をお祈りいたします。

 日頃より京都市学校薬剤師会の活動に、ご理解ご協力いただき、心よりお礼申し上げます。 前会長三上由美先生の後を引き継ぎ、また諸先輩方が築かれた京都市教育委員会や学校保健会との連携の絆を更に深めて、学校薬剤師活動が、学校の子供たち、さらには地域に貢献できるものとなるよう努めてまいりたいと思います。

「子ども達の健やかな育成と、会員ひとりひとりの資質向上をめざして」
京都市学校薬剤師会が十数年来掲げてきたスローガンです。
 この10年で子供たちや学校を取り巻く社会の情勢は目まぐるしく変化しました。私たち学校薬剤師の役割も同様です。環境のエキスパートという肩書を持つ学校薬剤師は、災害現場においても「必要な存在」と認識されつつあります。それに加えて、学校保健安全法で健康相談・保健指導に従事することと明記されて以降、医薬品の専門家として、学校において健康教育の一端も担うようになりました。現在問題となっている薬物乱用の低年齢化、オーバードーズについては、学校薬剤師の役割は非常に大きいと思います。
 環境衛生に関しても、健康相談や保健指導に関しても、時代の流れとともに複雑さは増していきます。そんな中、スローガンにあるように、「会員ひとりひとりの資質向上」は不可欠です。京都市学校薬剤師会の会員が一丸となって、現状に満足することなく進化し続ける会にしていきたいと思います。

 子供たちの健やかな成長を切に願い続けること、変化し続ける環境や社会問題への自己研鑽を継続し子供たちに還元することこそが、私たち学校薬剤師に課せられた職務であると信じています。

 本年も新しい正確な情報とためになる情報を発信してまいります。京都市学校薬剤師会のホームページを、どうぞよろしくお願いいたします。

京都市学校薬剤師会
会長 松井さゆり